ネット上などでは日々、様々な「投資案件」が紹介されています。
株、FX、暗号資産(仮想通貨、暗号通貨)、不動産、債券など、種類を問わず様々なものがありますね。
投資のコンサルティングをしますよ〜というものもあれば、月利50%で増やそう〜といったものもあったり・・いろんなものがありますね。
もちろん、これら全てが真っ当なもので儲かれば問題かもしれませんが、現実はそう甘くありません。
ネット上で紹介されている「投資案件」の90%以上は詐欺、怪しいものといっても過言ではなく、情報弱者と呼ばれる人たちをターゲットにしたものが数多く存在します。
例えば暗号資産(仮想通貨、暗号通貨とも呼ばれることが多い)関係の案件も次から次へと登場しました。
アービトラージで稼げるとか、AIが取引して増やしてくれるとか、このコインに交換すれば後は放置しておくだけで簡単に増えるとか・・いろんなものがありますね。
人は本能的に楽をしたい生き物なので、特に今まで投資をやったことがない、経験が浅くお金の考え方、マネーリテラシーがない人たちが主なターゲットにされて、誘惑されて、詐欺師連中に好き放題狩られている状況です。
このように偉そうに語っている私自身も、昔は本当に何も知らない人間で、「狩られてしまった」経験があります。
もちろん最初から詐欺目的で中身のない商品やサービスを展開するのは論外です!
ただし、投資の世界に絶対はないため、どんなに真っ当な運営者、商品、サービスだったとしても、新型ウイルスの影響や政治情勢の流れ次第では、思わぬ形で資金が溶けてしまうリスクもゼロではありません。
そのため、ひとくちに「投資で失敗してお金がなくなった」といっても、詐欺に引っかかってお金を失ったのか、金融危機にのまれてお金を失ったのか、厳密に言えばはっきり「区別」する必要があります。
これらの区別、線引きがかなり曖昧なケースも多いので、実際はかなりややこしい感じになってしまうのです。
お金を失った経験は無駄か
どんなに当時は自分自身、詐欺に引っかからないようにしようと気をつけているつもりでも、詐欺にあってしまう、場合によっては2連、3連続と貧乏くじを引いてしまうこともあります。
当時は詐欺ではないと思ったけど結局は中身もすっからかんで運営者もダメダメだった・・なんてこともたくさん経験しました。
ネット上では投資案件等に対して様々な批判、誹謗中傷などが日々登場しています。
もちろん、詐欺師に騙されると怒りの感情は出てきます。
あいつのせい、この案件を紹介したあいつが悪い、商品やサービスが悪い、自分は何も悪くない・・と考えたいものです。
ただし、結局は
自分自身の知識、スキル、経験不足が全て!
私は身をもってこれを痛感しました。
周りのせいにしたら、その瞬間はスッキリして気持ち良いかもしれないけど、実際は何も解決していません。
詐欺被害から自分や自分の大切な人を守るには、自分自身が知識、スキル、経験を身につけて「武装」するしかありません。
今だからいえることですが、もし今の知識、スキル、経験を持ってタイムスリップしたら絶対にやらないことも多い。
じゃあ無駄にお金や時間を失ったのか
と言われたらそうではないと思います。
やる前とやった後では全然違いますし、自分で経験したからこそ分かることもかなりあるからです。
どんなケースやパターンは怪しいのか、詐欺の可能性が高くなるのか、次同じような機会が来たらどう対応すればいいのか、自分自身の経験や学びとして得られたと考えたら大きいですね。
諦めたら試合終了
詐欺にあったから投資をやめる、今後2度とやらない、こう考える人も多いです。
もうこんなもんやってられんわ!などと言いたいことを言いまくって撤退した人もたくさんいます。
ただし、今後ますます投資は無視できない存在になります。
将来不安、老後不安へ対策する必要もあり、投資をする人としない人で貧富の差は拡大していきます。
詐欺にあってお金を失ってしまったとしても、自分自身の経験や学びまではとられません。
何かに挑戦して失敗したら
- 情報の入手先を変える
- 情報の検証方法、調べ方を変える
- 案件の内容以外に注目する(伝えてきた人の想い、人柄など)
- 気になる案件があれば、会社訪問するなどして実在するか調べる
- 様々なセミナーや勉強会に20回以上出る
- 資金管理を徹底的に見直す
- いろんな案件に手を出す前に、お金の考え方、土台の部分を学ぶ
このように日々修正しながらレベルアップしていく。
結果的に成功する、稼ぐ人はたくさん失敗を重ねながら、経験から学んで糧にしていくケースがほとんど。
そうやって経験を積み重ねると、不思議かもしれませんが、話を聞くだけで詐欺を見抜く嗅覚が鍛えられます。
何事も諦めたら試合終了です。
誰かのせいにしても何も変わりません。自分自身が学び、詐欺師を見返してやる、くらいの強い気持ちがないと厳しいです。
叩く人は実は余裕がある
投資に関する話題で誰かを叩く、文句ばかり言う人ほど、待つだけで自分自身から積極的に動こうとせず、何もしないパターンが多い。
「棚からぼた餅」的思考で、世の中には絶対に稼げる「夢の魔法」のようなものが転がっているのでは?と思う、思いたいのかもしれませんが、残念ながら、そのようなものは存在しません。
魔法の存在を信じて待っていても、駅のホームで永遠に来ない電車を待つようなものです。
文句を言いながら来ない電車を待つのは非生産的です。
考え方によっては、誰かや周囲の環境を叩く人は、まだ実はそれらをできる余裕があるともいえます。
本当に余裕がなければ、他人を叩いている暇はないはずです。
まとめ
終盤、特に少し辛口になってしまいましたが、成功する人、稼ぐ人はそもそも考え方、基準値が一般層と全然違います。
一般層が、セミナーや勉強会は1回〜2回出てば十分でしょ・・と考えていたとしたら、成功する人は、たとえ同じ内容でも20回、30回と聞いて、自分の血肉にしています。
ブログやツイッターなどの情報発信も、1日1記事書いた、すごいだろ?と考えていたとしても、1日10記事くらいは当たり前・・みたいな感覚なのです。
これでは差が開いて当然です。
投資系に限らず、芸能ニュースとかでもいろいろ叩きまくっている人も多く、時々悲しいニュースが流れて誹謗中傷について議論されることも多いです。
何か不満があったりイライラしていて、それをネット上で「ストレス発散」しているケースも多いと思いますが、誰かを叩き、他責思考で周りのせいにし、ネガティブなことばかり発信していると、病んでしまい、誰かを追い詰めているように見えて、自分自身を追い詰めてしまいます。
類は友を呼ぶという言葉もあるように、いつのまにか周りは「誰かを叩きまくる人たち」ばかりになってしまいます。そしてまた叩く・・といった悪循環ですね。
そして知らない間にいつのまにか搾取されてしまう。
これで果たしていいのかどうか・・です。
繰り返しになりますが、結果的に成功する、稼ぐ人はたくさん失敗を重ねながら、経験から学んで糧にしていくケースがほとんど。
周りのせいにしたくなる時もありますが、周りのせいにしたから何か劇的に問題が解決するわけでもなく、失ったお金が全額戻ってくるわけでもありません。
思い通りにならない、うまくいかない場合は、考え方や方法を変えて軌道修正を繰り返すしかない。誰かのせいにしても何も変わりません。自分自身が学び、詐欺師を見返してやる、くらいの強い気持ちで前に進む!
何事も諦めたら試合終了です。