考え方

なぜ「お金の考え方」を学ぶ必要があるのか

お金の考え方や金融リテラシーを発信していますが、そもそも、なぜこれらを学ぶ必要があるのか。今回はこの部分を改めて解説したいと思います。

多くの人が抱える問題

お金の悩みや不安は全員持っている、考えたことがあるといっても過言ではないと思います。

・給料低い
・給料増えない
・収入増やしたい
・不労所得欲しい
・日々の生活不安
・老後や将来が不安
・家計管理、改善したい

一人暮らし、独身か既婚か、子どもの有無など、家族構成や状況によっても大きく変わり続けます。

日々の生活や将来不安の部分では、以前、金融庁の報告書から始まった「老後2000万円問題」が大きな話題になりました。

  • ただでさえ日常生活のやりくりが大変なのに、老後に2000万円準備できるわけがない。
  • 一生懸命働いて国民年金や厚生年金払っているのに、老後はもらえないのか。

などとメディアや野党などが中心となって炎上し、「撤回」した経緯があります。

撤回しても「臭いものにフタをした」だけで何の解決にもなっていないし、年金依存から脱却しないと、今後ますますヤバくなるのに、「お金の話はタブー視されるんだな」と改めて感じましたね。

タブー視して、見て見ぬ振りをして、だましだまし何とかなるならまだしも、2020年に新型ウイルス騒動が起き、あらゆる問題や課題が浮き彫りになりました。

タブー視しようが、臭いものにフタをしようが、もはや問題の先送りはできない状態です。

一念発起して、お金の勉強をしよう、資産形成や資産運用の勉強をしよう、実践していこうと思っても大きな問題があります。

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お金の考え方、これからどうすればいいか基本的なことを学びたいと思っても、「本当の意味で」きちんと学べる場所や機会がほとんどない。

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一体、どういうことか。

お金の勉強でよくあるケース

もし、今までお金の勉強や投資経験が全くない場合、まずどこに相談しに行くケースが多いでしょうか。

  • 銀行や証券会社の窓口に相談する。
  • 銀行や証券会社で働いている家族、友人、知り合いに相談する。
  • 会社などから紹介された保険の営業マンに聞いてみる。
  • 人気FPなどが主催する無料のセミナーに参加してみる。
  • 株式投資、不動産投資、暗号資産関係の案件など、とりあえず何かセミナーに参加してみる。

 

このようなケースは多いのではないでしょうか。

もちろん、様々な考え方、価値観がありますし、これらを全否定するつもりはありません。

ただし、大きな問題があります。

金融機関に相談でよくあるパターン

まず、銀行や証券会社の窓口、金融機関で働いている家族や友人などへ質問するケースは多いですね。

「それなら、うちの商品にこんな感じのものあるから、やってみたら?パンフレット持ってくるし、詳しい担当者に繋いでおくね」

といった流れになることもありますね。

もちろん、金融機関で働く家族や友人、知り合いなどは「良かれ」と思って、商品を紹介したかもしれませんが、「金融機関が紹介する商品=あなたにとって最適な商品」とは限りません。

当然ながら金融機関も民間企業なので儲ける必要があります。

あなたにとって最適な商品で、かつ金融機関も儲けられる商品であれば別ですが、なかなか、そんな商品は存在しません。

結局は、金融機関が手数料をとれる(儲けられる)商品を紹介されるパターンが多くなります。

今までお金の勉強や投資経験が全くない場合、まず大事なのは商品の購入ではありません。

マネー(金融)リテラシーを身につけ、何のために投資をするのか、複利とは何か、基本的な投資の判断基準等を学んで、変な詐欺に引っかからないようにする必要があります。

にもかかわらず、お金のことを学ぼうとすると、いきなり何か金融商品を販売されるケースが圧倒的に多い現状があります。

無料セミナーでよくあるパターン

人気FPなどが主催する無料のセミナーも要注意です。

なかにはセミナーに参加すると、マグカップや文房具、タオルなどのプレゼントをくれるところもあります。

無料で学べるなんて最高と思われるかもしれませんが、そもそもなぜ無料で学べるのか。

社会情勢の変化で、オンラインのセミナーも増えてきましたが、

・セミナーに使う機材
・会場代
・WEBセミナー費
・講師などの人件費
・資料準備
・資料等の印刷代

様々なコストがかかっています。

コストがかかっている以上、どこかで回収しなければなりません。

ではどこで回収するのか。

様々なパターンがありますが、セミナーの終盤でほぼ必ず、自社商品などの販売があります。

投資や保険などの販売かもしれないし、FPの方の場合は個人コンサルティングの案内かもしれません。

「今回のセミナー参加者だけ、今決めてくれたら特別割引あります」などと畳み掛けてくることもありますね。

そうやって1000人セミナーに来たら、100人が商品やサービスを購入すると、コストを回収して利益をあげられる仕組みができているのです。

最後まで回収せずにお客さんを帰すわけがありません(笑)

「別の事業でめちゃくちゃ儲かっているから、セミナー事業は純粋なボランティアでやっている」といったケースもゼロではありませんが、かなりレアなケースだと思います。

他にも、結婚式会場のフェアとかも同じ感じですね。

プランナーさんなどがついて面談、会場の案内などをしてくれて、披露宴の食事経験で、本来ならひとり2万円くらいするフランス料理のフルコースを無料で試食できたりします。

これもなぜ無料で食べられるのか、考えてみるのももしろいですね。

「無料で学べてプレゼントまでもらえるなんて素晴らしい!太っ腹〜」などと安易な気持ちで参加すると、痛い目にあうかもしれません(苦笑)

「人気FPなどが主催する無料のセミナーに参加してみる」こと自体は、いろんな意味で勉強にもなります。

ただし、からくりを知ったうえで参加するのと、全く知らず「無防備」で参加するのは全然違ってきます。

案件系でよくあるパターン

「株式投資、不動産投資、暗号資産関係の案件など、とりあえず何かセミナーに参加してみる」

このように案件系のセミナーに参加したり、勧誘されて始める人も多いですが、これも要注意です。

特に最近は暗号資産関係の案件で「被害」が多いです。

もちろん、暗号資産そのものが悪いわけでは全然ないのですが、よく分からないまま突っ込んで、大事なお金を溶かすケースがかなり多い。

収入を増やしたい、手っ取り早く稼ぎたいと考え、

グーグルなどで検索し、ツイッターやインスタグラム、YouTubeといったSNSで稼げる情報を探し、実際に取り組んだことがある人もいると思います。

  • スマホでポチポチ寝ながら稼ぎませんか?
  • 楽して稼ぐ!完全自動放置型で資産を増やしませんか?
  • 月利50%、100%以上!こんなチャンス二度とありません!

こんな感じで煽りまくるケースも多いですね(苦笑)

ただし、90%以上の人は、ご自身の大切なお金を失って退場しています。

次から次へといろんな情報が出ては消えるため、混乱してしまい、「いったい私は何をすればいいの?」と混乱してしまう。

つい数ヶ月前、数年前に「画期的なシステム、案件が登場しました!」と言っていたのに、その後何事もなかったかのように流れ、 しばらくしてまた「画期的なシステム、案件が登場しました!」みたいなパターンってありませんか?

暗号資産やネットワークビジネス(MLM)系の案件でよくある話です。

それでトラウマを抱えてしまうと、資産運用、お金全般が怪しく見えてしまい、「もう投資なんて絶対にやるか!あんなの詐欺だ」などと心を完全に閉じてしまう。

全て怪しい、詐欺に見えてしまうので、視野が狭くなり、真っ当な内容さえも受け付けず、結果的にいつまでも資産形成がうまくいかない、笑えない悪循環に陥ってしまう・・・

これ、めちゃくちゃ多いです!

どこかにすぐ簡単に稼げる情報が落ちていないか探す日々で、何か取り組むたびに大事なお金を失っていく・・・

この悪循環に陥ってしまうと、いつまで経っても資産は増えません。

何が問題なのか

  • 銀行や証券会社に相談する
  • 人気FPなどが主催する無料のセミナーに参加してみる
  • 案件系のセミナーに参加してみる

これらをとりあげて説明しました。

相談しに行く、セミナーに参加してみること自体は全然悪いことではありません。

ただ、無防備で行くと「ヤケド」する可能性が高いので、基本的な防具は身につけていきましょうといったお話です。

そもそも、どの案件に取り組む場合でも、基本的な投資判断基準がなければ、意味がありません。

ほとんどの場合、基本的な投資判断基準がないまま、ただ「儲かりそうか、そうでないか」といった基準のみで判断してしまうので、失敗してしまう。

これでは基礎工事を全くしないまま、沼地に豪邸を建てるようなものです。

まずは基礎固め

部活動とかで運動する場合も、本格的な実践練習、試合をする前に、必ずストレッチやウオーミングアップをして身体をあたためて準備しますよね。

準備も何もせず、いきなり本番に臨む人はほとんどいません。

それと同じで、お金についても、まずは普段からマネー(金融)リテラシーを高め、基礎固めを行う必要があります。

面倒くさいなどと感じて、それを全くやらず、いきなり実践に入ると、いつか必ず「肉離れ」を引き起こします。

まずは実践だ!実践しながら肉付けするように学べばいい!といった考え方もあります。

勉強ばかりで「インプットバカ」「頭でっかち」になっては意味がないので、まず実践して、反省や学びを繰り返し、足らないところは補足していくのも大事です。

ただ、いずれにせよ、マネー(金融)リテラシーを無視していいわけではないのは確かです。

「肉離れ」を引き起こしても、すぐに回復して立ち直れるくらいのケガなら問題ありませんが、「選手生命を絶たれるほどの大ケガ」になってしまっては本末転倒です。

まとめ

様々な考え方、価値観がありますし、否定するつもりはありませんが、日本人の金融リテラシーは前近代的で、周回遅れどころか、何十周も遅れています。

私たちが生活している場所は、資本主義の世の中です。

そこで生活している以上、資本主義の仕組み、お金の勉強は必要不可欠!

にもかかわらず、マネー(金融)リテラシーの基本を体系的に学べる場所や機会が、びっくりするくらい全然ありません。

これはおかしいのでは?と疑問を持ったのが始まりで、2020年から本格的に「お金の考え方を伝える活動」を始めました。

海外では、マネー(金融)リテラシーは高校生の必修科目で、子どもの頃からコツコツ学ぶそうです。

ただし、日本の場合は残念ながら、学生時代はもちろん、大人になってからも、きちんとしたマネー(金融)リテラシーを学べる場所や機会はほとんどありません。

投資の授業を高校とかでやろうといった話も出ていますが、どこまで実現するか不透明です。

だからこそ、受け身ではなく能動的に、積極的に学ぶ必要がある。

実践もしながらマネー(金融)リテラシーを学ぶか、学ばないかで、将来大きな貧富の差につながるといっても過言ではありません。

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