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収入が右肩下がりの時代に成功する人と、そうでない人の違い

新型ウイルスの影響で、たとえ大手企業であっても業績悪化は免れず、従業員のボーナスや基本給の削減に乗り出すところも増えました。

例えば大手航空会社のANAが、深刻な業績悪化を受けて、人件費削減策を打ち出したことは話題になりましたね。

業績悪化でボーナスカット・・ここまではよくある話ですが、いよいよ基本給カットにも踏み込んだ形です。

余程のことがない限り基本給が下がることはない・・と思っている人も多いですが、

「余程のこと」が発生する、しないに関係なく、これからは給料が右肩上がりどころか「右肩下がり」になる可能性が高い。

これにより、生活へ様々な影響が出る人も増えていくと思います。

給料右肩下がり時代に、成功する人と、そうではない人の違いは何なのか。

基本給カットの影響

ボーナス(賞与)削減や役員の報酬削減は、今回の新型ウイルスに限らず、これまでも企業の業績悪化、不祥事発生の際には、よくみられた光景ですよね。

ただし、一般社員の基本給削減に踏み込むとなると、影響は広範囲に及びます。

例えば2020年に基本給がカットされると、本格的な影響は2021年以降に出てきます。というのも住民税の支払いなどは1年遅れてやってくるからです。

住宅ローンや子どもの教育費を抱える人たちはさらに影響が出ます。

住宅ローンは借り換えで負担軽減することもできますが、返済を免除されるわけではないので、一時しのぎにすぎません。子どもの教育費も、私立の予定が公立に変更といったケースも増えると思います。

住宅ローンや子どもの教育費に限らず、様々なローンを組んでいる人、積立投資をやっている人などもそうですね。

ボーナス払いや今後給料が上がる、最低でも下がらない前提で組んでいるケースが非常に多く、その前提が狂うと、全ての人生設計がバタバタと狂ってしまうからです。

成功する考え方と、今後も失敗する人の違い

ANAの事例ではネット上等でも様々な反応があります。

もちろん様々な考え方や価値観がありますし、否定するつもりは全然ありませんが、今回の事例を受けてどう考えるかで、今後成功するか、今後も変わらないか、はっきり分かれてくると思います。

例えば

(A)
これが資本主義の現実。これを機会に複業(副業)に取り組もう。今回の事例は対岸の火事ではないし、いつ自分の会社がそうなってもおかしくない。何事も絶対はない。何があってもおかしくない前提で、対策していかないとマズイ。

(B)
ココはもともと給料高い部類だから減らされて当たり前だ!もともと恵まれていた、民間企業の平均年収より、まだまだ高いのだからワガママを言うな!

同じ情報を受け取ってもAとBでは全然違います。

大手航空会社の事例が話題になっただけで、どこの会社も「明日は我が身」です。

今までの常識や価値観は全然通用しない、根本的に考え方を変えて対策していかないと本当にやばくなります。

大手企業で給料高いんだから文句言うななどと足の引っ張りあいをしても意味がない。

(A)の考え方をする人は危機感を持ち、本業だけでなく複業(副業)や資産運用の実践や勉強に本格的に取り組み始めます。

一方で(B)の考えにとらわれていると、ただ文句や批判を言うだけで、リスクも恐れて何も対策しない。そして、じわじわ生活がキツくなって、ますます文句や批判に拍車がかかり悪循環に陥ってしまう。

そして、ますます貧富の差は拡大します。

まとめ

もはや真面目に一生懸命働けば、年功序列で必ず給料が上がって生活が豊かになる時代ではありません。

どんなに世間的に一流や大手企業、官公庁で働いていたとしても、一気に状況が悪化する可能性がある。

新型ウイルス問題は、そのような課題をさらに浮き彫りにした形です。

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