メディアでは大きく報道され、SNSなどでも連日様々な情報が流れている某ウイルスの影響。
陰謀論なども含めて情報が錯綜しており、どの情報を信じたらいいのか、何が本当で何が間違っているのか分からず、不安や疑念ばかり増えていきがちです。
そこで今回は、今回の緊急事態で今すぐできる対策、気になる内容をQ&A形式でも整理してみました。
あくまで個人的な見解で、一般人の立場で書いています。某ウイルスの状況や医療対策等を保証するものではありません。私自身医療関係の専門家ではありませんし、専門的な内容を書いているわけではありません。
某ウイルスの感染症状や発生状況、専門的なQ&A、さらに具体的な専門的な対策などは必ず厚生労働省や首相官邸など公的機関で発表される内容を確認してください。
今回の内容を読んで対策したら不利益を被った等の影響が出たとしても、当方では責任を持ちかねますので、あらかじめよろしくお願い申し上げます。情報は刻一刻と変化するので、最新の情報を得るようにしてください。
状況は想像以上に深刻かもしれない
連日様々な媒体で大きく報道され、何が本当の情報なのか混乱してしまいがちですが、状況は想像以上に深刻かもしれないと思っています。
個人的にも2月は香港に行く予定でしたが、某ウイルスの件もあり、空港や飛行機などのホットスポットで感染するリスク、帰国後に発症して周りに影響をかけるリスク、香港から帰ってこれなくなるかもしれないリスクなど、様々な内容を考えた結果、予定をキャンセルしました。
自分が想像する以上、事態は深刻かもしれないと思ったからです。
例えば2020年2月初旬頃に発表されたものだけでも、
- 武漢からチャーター便で帰国した人の一部が感染し、千葉県内のホテルなどに隔離
- 中国人観光客を乗せたバスの運転手とガイドさんが感染
- クルーズ船で集団感染が発生し、船内に隔離
などの情報が出ていましたし、2月、3月、4月と経過すればするほど影響が広がっていますね。
ただし、発表されているものはごくわずかで、実際にはすでに多くの感染者数が日本国内にいると思われます。
政府やメディアを叩いている場合ではない
ネット上などでは政府の某ウイルス対応やメディアの報道内容や方法等に批判も多く出ていますね。
- なぜ中国全土からの観光客などを入国禁止にしなかったのか。
- 経済への悪影響を警戒して人命は軽視するのか。
- 国内でマスクが品薄なのに、なぜ自治体は中国へ寄付する余裕があるの?
など、取り上げたらキリがありませんが、謎が多いのは事実ですね(苦笑)
ただし、批判ばかりしていても仕方ありません。
真剣に対応していたとしても、対応力や受け入れ施設、病院連携等には限界もあるからです。
自治体(行政)が悪い
政府が悪い
中国が悪い
などと批判だけしても何も変わりません。
中国当局や日本政府、日本メディアも様々な情報を発表していますが、発表される情報は鵜呑みにせず、自分でできることは少しずつ自分で対策する必要があります。
中国側が発表する感染者数や犠牲者数はかなり少なく、実際には「ケタが2つ違う」との声もあります。
もし感染者数1000人と発表されたら、実際には100000人の感染者がいる可能性も・・・もちろん、どこまで本当の情報なのか分かりませんが、実際にはもっと多い認識でいたほうが良さそうです。
日本政府が発表する情報もほんの一部だと思います。
隠しきれなくなったら発表すると思いますが、そうなってからでは手遅れになってしまう可能性があります。
煽りたいだけ?
このようなことを言うと、必ず出てくるのが
- 専門家でもないのに不確かな情報を出して煽るな
- このような内容を出して、いたずらに不安を煽るだけ
- もし「オオゴト」じゃなかったらどう責任をとるのか
- 不安を煽れば煽るほどパニックになるだけだ!
このような批判です。
確かに状況によっては不安を煽るだけと言われてもおかしくはありませんが、もはや不安を煽っているとか、そのようなことを言っている状況ではないと思っています。
某ウイルスに限った話ではなく、最悪の事態も考えながら、平時の段階から備えておく必要があります。
もし「オオゴト」じゃなかったらどう責任をとるのかと言われることもありますが、もし本当に大きな問題にならずに済んだら、それはそれで嬉しいです。
「取り越し苦労だったな」と言えるような状態に、ぜひなってほしいものです。
某ウイルスに限らず、災害でも地震対策でも同じことがいえます。
起きてほしくないけど、起きてしまったら大変だから、実際にそうなってしまう状況に備えて、防災用品をそろえる、家族と話し合っておくなどの準備が欠かせません。
今すぐできる対策は?
ウイルス対策としてマスクをする、品薄状態のマスクを求めて、ドラッグストアやスーパーを何件もハシゴする人も多いのではないでしょうか。
マスクをすればウイルスを完全に防御できるわけではありません。
ウイルスはかなり小さい物質で、マスクは簡単にすり抜けます。気休め程度ですが、ないよりはあったほうがマシといった感じですね。
ただ、
感染しないことも大切ですが、自分自身が保菌者の可能性もゼロではないので、周りにうつさないためにもマスクは必要です。
マスク以上に大切な対策があります。
水際対策として、
- 手洗い、うがいをする。
- 不要不急の外出をしない。
- 人が多く集まる場所に行かない。
人混み(人が多く集まる場所)に行かない、長時間留まらないのは必須ですね。
具体的には、
満員電車やバス、長時間密室状態になりやすい飛行機や船、いろんな人が集まる空港や駅・・このような場所にはできる限り近づかないほうがいいと思います。
手洗いうがいは必須で、外出時には除菌シートや除菌スプレーを常に持ち歩きます。
ドアノブ、電車やバスのつり革、エスカレーターの手すり、エレベーターのボタン、公衆トイレなど、不特定多数の人が触れる場所はリスクも高くなります。
それらを触る前後は除菌シートで丁寧にふきとり、時々トイレで念入りに手を洗うのも大切ですね。
水際対策以外では、体内から免疫力を高めるために、規則正しい生活(食事や水分補給、十分な睡眠)は欠かせません。
免疫力が落ちると外部攻撃への抵抗力が弱くなり、病気になりやすくなるからです。
水際対策として、できる限り不特定多数の人と接触する可能性がある場所には行かない、そのうえで免疫力を高めるための生活をする
これが必須ですね。
某ウイルスを特別扱いはおかしいのでは?
- 某ウイルスに紛れて目立たないけど、インフルのほうが致死率が高いのでは?
- 某ウイルスだけ特別扱いするのはおかしいのではないか。
確かに某ウイルスだけ特別扱いするのも考えすぎだと思います。
長い歴史で見たら、未来時点で2020年を振り返ったら、「未知のウイルスと騒いだ時期もあったね」みたいな感じになるかもしれない。
ただし、感染スピードがはやく、今も増え続けている状況をどう考えるのか・・です。
インフルエンザのように、ある程度認知度があり、仕組みが解明されていて治療方法もいくつかある病気や感染症と比較するのはおかしいのでは?と思います。
既存のものと比較したくなりますが、あまり比較しても意味がありません。
流行ピークは?
流行のピークは夏や秋頃?などの情報も出回っていますが、真相はよく分かりません。
本当に世界的に終息に向かってくれたら嬉しいですが、楽観視するのは危ないと思っています。
- そもそも何をもって流行のピークを出すのか
- 夏が来るとおさまり、寒くなると流行みたいなサイクルがあるのか
- 季節関係なく流行するのか
- そもそも自然発生でうまれたものなのか
など全然分からない状態ですよね。
そう考えるとやはり、発表される情報は鵜呑みにせず、自分の身は自分で守るしかなさそうです。
満員電車やバスを避けるのは現実的ではないのでは?
満員電車やバス、長時間密室状態になりやすい飛行機や船、いろんな人が集まる空港や駅・・このような場所にはできる限り近づかないほうがいいです。
このように言うと
会社員(サラリーマン)で毎日通勤で電車やバスを使っているし、嫌でも満員電車にゆられるし、駅や空港なども行く必要がある。このような場所に行かないほうがいいと言うのは理想論で無責任だ!
といった批判も必ず出てきます。
会社員として働き、通勤されている場合は、ほとんどの場合、公共交通機関や公共施設を使うと思うので、人混みを完全に避けるのは非常に難しいです。
ただし、
いつも使うものだから、通勤しないといけないから・・などと「思考停止」するのは危険です。
- 満員電車を避けるためにフレックスタイム制、時間差出勤など使える制度はないか。
- 上記のような制度がない場合は、会社に相談する。
- サテライトオフィスなどがないか確認する。
- 在宅勤務ができないか確認する。
台風や大雨、災害などが発生しても、電車が遅延、運休しても、何が何でも出勤しようと行列を作る光景は、もはや日本の風物詩ですが、客観的にみたら異常な光景です。
- 定時には席につかなければならない。
- 決められたことは何が何でも真面目にこなさなければならない。
- 取引先など他人に絶対に迷惑をかけてはいけない。
- 周りも我慢しながらやっているのだから、自分も我慢しなければならない。
もちろん今までの慣習を変えるのは簡単ではありません。
ただし、何が何でも出社して働くべき・・という考え方を変えなければいけない時代なのでは?とも思っています。
不特定多数の人が集まりやすい場所に行き、ウイルスに感染するリスクを全身に受けるだけでなく、満員電車などで毎日ストレスをためて心身ともに搾取され続けてしまうのは・・・と考えてしまいますね。
某ウイルスの騒動をきっかけに、本当に会社に行かないと仕事できないのか、在宅勤務はできないか・・など働き方も見直す必要があります。
本格的な影響はこれから
まるで戦時下?と思いたくなるほど、世界的にも外を歩く人は少ない状況ですね。
経済は急激に冷え込んでいく可能性もあります。
世界経済が冷え込むと不景気になるので、雇用減少や給料減少につながる可能性もあります。
感染者も増え続け、
- 潜伏期間がなく、すぐに発症する
- 潜伏期間1週間〜2週間程度で発症する
- 潜伏期間が24日程度ある可能性も
- 同じ感染者でも「症状が出る人、重症化する人、症状が全くでない人」など、様々なケースあり。
など、正直誰も実態が分からない状態です。
正式には発表される情報もごく一部でしょうし、検査は陰性で問題ないと思っていても、これから加速度的に流行するおそれもあります。
「見えない感染」もかなりの範囲で広がっていきそうです。
風邪や肺炎らしき症状があっても多少無理しても仕事とかに行くかもしれないし、症状が出て病院に行っても、通常の風邪や肺炎と判断される、その間に居住地域や勤務先、外出先でいろんな人と接触して、無意識に広げてしまっている事例は、おそらくこれからどんどん出てきます。
冷静でいるために
某ウイルスは、もはや実態は誰にも分かりません。
どれだけ対策しても、100%や絶対はありませんし、感染経路を全て把握するのは不可能・・感染する時は感染してしまいます。
病院の専門の個室とかでない限り無菌状態にするのは不可能だからです。
自分には関係ない、感染していないから大丈夫・・と対岸の火事では済まされません。
見えないウイルスへの恐怖、感染への不安からイライラしてしまい、それが批判や怒りにかわることも少なくありません。

SNS社会のため、見たくなくてもいろんな情報が入ってきます。
政府や行政の対応がどうとか、いろいろ叩きたくなるかもしれません。
ただし、それでは心身ともに疲弊するだけで、誰も得をしません。
今回の記事で書いた内容も、ネガティブに考えすぎるのも問題かもしれませんが、言いたいのは「最終的に頼れるのは自分だけ。良い意味で周りに期待しないこと」です。
批判したり叩くということは、どこかで「相手がなんとかしてくれる、対応するべきだ」などと期待しているから。
国がなんとかしてくれるだろう、行政がなんとかしてくれるだろう・・といった丸投げでは足元をすくわれます。
「絶対」はありませんが、過度に周りに期待せず、自分でできることはしていきたいと思います。

あくまで個人的な見解で、一般人の立場で書いています。ウイルスの状況や医療対策等を保証するものではありません。私自身医療関係の専門家ではありませんし、専門的な内容を書いているわけではありません。
某ウイルスの感染症状や発生状況、専門的なQ&A、さらに具体的な専門的な対策などは必ず厚生労働省や首相官邸など公的機関で発表される内容を確認してください。
今回の内容を読んで対策したら不利益を被った等の影響が出たとしても、当方では責任を持ちかねますので、あらかじめよろしくお願い申し上げます。情報は刻一刻と変化するので、最新の情報を得るようにしてください。