もちろん特定の商品の販売や勧誘は一切しませんが、お金の考え方やマネー(金融)リテラシーの話をすると、
90%以上の人からは
- 今はお金ないし投資とか全然考えていない
- お金ないから勉強しても意味がない
- 貯金も少ないから資産運用や投資は特に考えていない
- お金が貯まったらまた教えてね
- 他にすることもあるから今はいいよ
- もう年だし今からやっても意味ないよね
- また「お金持ち」になったらいろいろ教えてくれ
- 難しそうだからまた今度
- なんだか難しいし面倒くさいからいいわ
このような反応をされます。
もちろん、人それぞれ「タイミング」があるので一概にはいえませんが、
- お金の勉強や投資は「お金がある人がやるもの」
- 自分は十分な貯金もないから関係ない
などとお考えの場合は、非常にもったいないです。
というのも、お金の勉強は、今自分がどのくらいの資産を持っているのか、仕事何しているのか、年齢や肩書、職業など一切関係なく、全員にとって必要不可欠なものだからです。
極端な話、収入や資産(貯金)がゼロだとしても、お金の勉強は必須です。むしろ、ゼロや少ない状況の場合こそ必要といっても過言ではありません。
自分が生活している社会の仕組みを知る
私たちは資本主義の世界で生活しています。
郷に入っては郷に従えという言葉もあるように、その世界で生活している以上、資本主義やお金の仕組みを学ぶ必要がある。
それにもかかわらず、自分たちが生活している世界の仕組みを全く学ぼうとしない、学べる機会や場所が全然ないのが現状です。
生活する以上、お金は必要です。
お金があれば人生の選択肢やできることが増える、お金がないと選択肢やできることが減る・・これは紛れもない事実です。
例えば、子どもに、より良い教育の機会を与えようと思ったら、
お金があるとインターナショナルスクールや様々な塾に通ったり、習い事をしたり、海外を含む私立学校へ通わせることも可能です。学校の勉強に限らず、家族で海外旅行に行って様々なことを経験させることもできます。
一方でお金がなければ、子どもがどれだけ意欲や能力があっても、インターナショナルスクールや塾、私立学校へ通わせることは難しくなります。貧困家庭の場合、家族で旅行に行ったことがない人の割合も増えます。
よく親の収入格差が、そのまま子どもの収入や学歴格差などにつながると問題になっていますね。
「こんなのおかしいじゃないか」と怒りたくなる気持ちも分かりますが、これが残酷な資本主義の世界の現実です。
- なぜ一生懸命頑張って働いても生活が楽にならないのか
- なぜ会社員の給料は上がらない、むしろ下がり続けるのか
- なぜ税金や社会保険料の負担は増え続けるのか
- ニュースでは株価上昇など景気が良いみたいな内容が流れるけど、全然実感を持てないのか
- なぜ、あの人は全然働いていないように見えるけど、お金あるのか
このような疑問を持ったことはありませんか?
この世の中は残念ながら「普通の人」が損する仕組みになっています。
そのため、収入が増えないのは努力が足りないからだ!働かざる者食うべからず!みたいな、精神論ばかり言っても何も変わりません。
現状を脱却するには、資本主義やお金の仕組みをコツコツ学ぶ必要があります。
- そんなこと言っても難しくて何から学べばいいか分からない
- お金のことは難しいし考えるのも面倒くさい
- 自分は会社員だし自営業ではないから関係ないよね
と思われるかもしれません。
ただし、実際は大多数の人間がそう思うように、うまく作られています。
難しいから、面倒くさいから、今じゃないからなどと避ければ避けるほど、「上」の思うつぼです。
資本主義の世界は、想像以上に残酷だと学べば学ぶほど思います。
いざというときの準備
資産運用(投資)をするには元手資金、軍資金が必要・・これは紛れもない事実です。
そのため、
- 今はお金ないし投資とか全然考えていない
- お金ないから勉強しても意味がない
- 今は貯金も少ないから、お金が貯まったらまた教えてね
- 他にすることもあるから今はいいよ
- また「お金持ち」になったらいろいろ教えてくれ
といったケース、かなり多いです。
もちろん軍資金がゼロなのに、増やすことはできません。
ただし、今すぐ資産運用(投資)を始められない場合でも、お金の勉強や準備もできない、する必要がない、というわけではありません。
むしろ、今すぐ運用できない状況だからこそ、運用できる状況になった時に備えて、コツコツ勉強や準備を進めていく必要があります。
お金がないから今はいい、
ではなく、
むしろ逆です!
お金がないからこそ、
今からコツコツ準備して
積み上げていく。
運用する段階になってから、お金の考え方やマネー(金融)リテラシーをゼロから学ぶのは時間もかかります。
平時から有事に備える
投資案件もいくつかやったことがあり、様々なコミュニティに参加していますが、
「投資は余剰資金で」といった基本的な金融リテラシーが抜けている人も多く、
有事が発生して、コミュニティが荒れる状況を目にするほど、「やはり基本は大事だな」と考えさせられます。
ほとんどの人は金融リテラシーがごっそり抜けていて、成功することばかり考え、失敗や有事の想定を全然していない人が多いです。
資金が右肩上がりに増えるのではないかと考え、資金が減ったり溶けるリスクを全く考えていない、準備していないと、とんでもないことになります。
最近も、とある投資案件に全財産を突っ込み、その案件の雲行きが怪しくなると、心身ともに追い詰められて、冷静な判断ができなくなるケースを見ました。
これでは一体、何のために投資をしているのか分かりません。
もちろん、ほとんどの人は「お金を増やしたい、儲けたい」と思って投資をするわけですが、投資に絶対はありませんし、成功を目指す一方で、万一の事態も想定し、それに備える必要があります。
例えばサッカーで、攻撃100で守り0、ディフェンスが全くいないと、ちょっと陣形を崩されてボールが抜けると、あっという間に得点とられてしまいます。
学校の授業とかで柔道を経験したことがある人もいるかもしれませんが、ほぼ必ず「受け身」の練習をするはずです。
柔道経験者で、受け身の練習を全くしたことがない人を聞いたことがありません(笑)
攻めながらも、同時に守りも備えて、常にディフェンダーも用意しておく必要があります。
まとめ
「お金ないから今はいい。お金貯まったら教えてね」ではなく、
お金の有無に関係なく、
むしろお金がないからこそ、
今のうちからコツコツ、お金の考え方やマネー(金融)リテラシーを学んでいきたいですね。
どんな豪邸も基礎工事がしっかりされていなければすぐに傾いて資産価値がゼロになってしまいます。
どんなに魅力的な投資案件があったとしても、投資に絶対はないため、万一の事態にも備える必要があります。
- 情弱から搾取されるのが世の常です。情報強者になる必要があります。
- お金の勉強は現状関係なく、全員必要なもの。
- お金や資本主義を学ばなくていい人間はひとりもいない。
- 有事に備えて平時を過ごす。
- 人生の本質は「お金」が関係。
ビジネスにとどまらずプライベートや家計も含めて、人生の本質は「お金」が関係しているいっても過言ではありません。
いざというとき、自分を守れるのは自分だけですし、周りの大切な人を守るためにも、今はお金ないから〜、お金のことは夫や妻に任せているから〜ではなく、ぜひ自分事として考えていきたいと思います。