考え方

お金持ちになる人の共通点や特徴

言う言わないは別にしてお金持ちになりたいと考えるのは自然なこと。お金もちになる人の共通点や特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。

お金持ちになる人の共通点

お金持ちになる人の共通点、結論からいえば「時代の変化を先読みし、いちはやく動いた人間」です。

例えば

  • 岩崎弥太郎(三菱財閥創業)
  • 堤康次郎(西武グループ創業)

岩崎弥太郎は2010年にNHK大河ドラマ「龍馬伝」でも香川照之さんが演じたことで話題になりましたね。

西南戦争で政府の要請に応じて、政府軍約7万人、武器弾薬、食糧を船で輸送し、その後富国強兵策をおしすすめる日本で、軍事輸送で大金を手にし、三菱財閥を大きくしていった人です。

現在でも例えばAIがビジネスチャンスだと言われて雑誌や新聞で特集が組まれることが多いですが、いまから10年くらい前から少しずつ言われ始めていました。

ただ、その頃は「そんな時代がすぐ来るはずがない」などとバカにされた人もいたようですが、10年前にいちはやく動いた人は儲けています。

いまから「よし、AIが話題になっているからなにかやろう」と飛びついても、みんなが注目しているのでとれる利益は小さくなってしまうのです。それどころかタイミングが悪いと損をする可能性もあります。

みんながやり始めてから動いたら損をする?

1980年代はバブル経済になりましたが、発端は1985年のプラザ合意がきっかけともいわれています。

その後日本銀行が大量の資金を市場に投入したことで「不動産価格が上がるのでは?」と言われました。

「そんなわけあるかい!」という声も多かったみたいですが、実際に価格が上昇して、バブルが崩壊。不動産や土地の価格が上がりきった頃に購入した人はバブル崩壊でとんでもない損を出したようです。

最近話題の暗号資産(暗号通貨、仮想通貨)もそうですね。

ビットコインは現時点で80万円くらいですが、2016年頃は6万円、初期の頃は0.1円とかです。

ビットコインを使った最初の取引は「ピザ2枚を購入したこと」ともいわれているので、今の価値だと・・・。

0.1円の頃に10万BTC、100万BTCとか買っていた人たちはいまとんでもない金額に膨れ上がっていることになります。6万円台で買っていたとしても約10倍ですからね。

一方で損をした人もいます。

2017年後半、暗号通貨は値上がりして億り人という言葉もメディアで登場。取引所のCMもテレビでバンバン放送されたので、今まで馴染みがなかった人も参入し始めました。

今から考えたらすごいですが、1BTC=200万円とかいった時期もありますね。

1BTC=200万円くらいまでいったものの、ビットコインをはじめとする通貨はその後軒並み下落。コインチェックやZaifなどの取引所がハッキングの被害にあうニュースもありましたし、乱高下を繰り返しています。

「仮想通貨が話題になってるみたいだ!これに乗り遅れたら大変!たぶんもっと上がるだろうから全財産を投資して勝負に出るぞ」といった方々はおそらくいま大変なことになっていると思います。

時代の変化を読むのは特殊能力?

お金持ちになる人の共通点、結論からいえば「時代の変化を先読みし、いちはやく動いた人間」です。というと、

「いや私はそんな歴史上の人物みたいな特殊な人間じゃないので」
「特別な才能もないから関係ない」
「そんなことができるのはずば抜けた頭脳や才能を持っている一部の人間だけでしょ」
「もともと恵まれていたんでしょ」

などと言われることがありますが、

時代の変化を読むのは特殊能力、相場師、超能力者、直感力がずば抜けている人、占い師ではありません。

どこかに特別な情報があるとか、ずば抜けた知識や才能を持った人しか得られないというのは思い込みです。

歴史を学び、新聞や雑誌といったオープン情報を拾い続けることで引き出しを増やすことは可能です。

歴史を学ぶ理由

歴史を学び、新聞や雑誌といったオープン情報を拾い続けることで、

「あっ、この話前にも聞いたことがある」「かつてこう動いたのなら、今回はこう動くのではないか」などとピンと来る可能性が高くなります。歴史を学ばないまま雑誌や新聞の情報を集めるだけでは、ただの情報の羅列なのであまり意味がありません。

例えば街中のスーパーを見ていても、値段は変わらないのに容量が減ったケースを見かけることが多いと思います。

  • 500mlの牛乳が350mlになった
  • 10個入りのお菓子やパンが8個入りに変わった
  • パン屋さんのパンの大きさが一回り小さくなった

地元のパン屋さんで、私も子どもの頃から好きだったミルククリーム入りのフランスパンがあるのですが、今では半分の大きさになってしまいました(涙)

値段は変わらなくても容量が減っているので実質的な値上がりですよね。

値段を上げてしまうと消費者は離れやすいので、値段は変えずに、できる限り精神的な負担感をなくす形で値上がりしているのだと思います。

いまはデフレですが、

  • 商品の実質的な値上がり
  • 日本銀行による異次元の金融緩和
  • 物流や介護、保育などを中心に人手不足が問題

このような現象が起きているため、将来的にインフレが加速するのではと警戒しています。

過去はどうだった?

1945年頃
敗戦によるハイパーインフレで物価が200倍。
預金封鎖や財産税課税などで経済も混乱。

1950年代
朝鮮戦争の特需をきっかけに高度経済成長期へ突入。
物価が上昇し、給料も上がり続ける時代へ。

1970年代
オイルショックがきっかけで成長が鈍化。
商品の値上げで物価上昇するも給料はあまり上がらない時代へ。

1980年代
日本銀行が大量の資金を市場に投入。
バブル経済へ。

1990年代以降
バブル崩壊、失われた◯◯年といわれる時代へ。

第二次世界大戦後を簡単に振り返ってみても、様々な時期があります。

もし将来的にインフレが加速すると、1970年代のようなパターンが起こるかもしれません。

  • 物価は上がり続ける
  • 給料は上がらないどころか下がる
  • 景気は低迷して一般市民の生活は苦しくなる

そうなると、今の生活を維持することも大切ですが、給料が上がらない、下がる可能性が高い以上、本業とは別で稼ぐ手段、収入源を持つ必要があるといえます。

まとめ

「まさか自分が生きている間に、時代の変化みたいな出来事が起こるはずがない」「過去は過去」「そんなこと起こらないかもしれないでしょ?」

確かに、物価が上がっても給料も上がって生活安泰となれば嬉しいですが、最悪の事態も常にどこかで考えておく必要があります。

歴史は暗記するものでつまらない科目というイメージがあるかもしれませんが

  • 過去に誰がどんなことをして成功(失敗)したのか
  • その時起きた変化で人々はどう動いたのか、成功した人はどう動いたのか
  • その時起きた変化をもとに、今後どう変化すると思われるのか
  • 今後変化が起きた時、どう行動すればいいのか

といった内容を学ぶことができます。「時代の変化を先読みし、いちはやく動く」ためにも歴史を学び、準備することは大切ですね。

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