考え方

宝くじの当選者が将来不幸になる理由

突然ですが、

今あなたの目の前に

100万円の現金が用意されたら、

何に使うでしょうか。

ほとんどの人は○○する?

  • 前から欲しかった服やカバンを買う
  • 車を買う
  • 家族や友人と遊びに行く
  • 国内や海外に旅行する
  • 投資をする

人によって様々な行動をとると思いますが、ほとんどの方は「貯金します」と答えるのではないでしょうか。

  • 前から欲しかった服やカバンを買う
  • 車を買う
  • 家族や友人と遊びに行く
  • 国内や海外に旅行する

もったいない、ぜいたくだ

  • 投資をする

損するかもしれないから怖い、
仕組みもよく分からない

このように考え、

とりあえず銀行口座に
預けておけば
一番安心だよね

と思いがちです。

銀行預金は一番安心ですか?

一般的には

毎月の給料から

生活費や教育費、住宅ローン、スマホやネット代を一生懸命捻出して、

必死にやりくりしていると思います。

何が起こるか分からないからこそ銀行に少しでも多く預けておきたい、預けておけば安心という気持ちもごもっともです。

ただし、銀行預金が一番安心かと言われたら、そうではありません。

  • インフレで現金価値が下がる
  • 口座凍結や資金差押え等で引き出せない
  • ゼロ金利で預けても全然お金が増えない

口座凍結?まさか、ここは日本だよ?そんなことあるわけないでしょ?と思われるかもしれませんが、いますぐ実際に起こるかどうかは別にして、そのようなリスクがあるのは事実です。

銀行にただ預けるだけでは何も変わらないのも大きなリスクの1つです。

お金の使い方や活用方法がよく分からず、たとえば銀行の営業マンが勧誘する投資信託などに、よく勉強しないまま加入して、結果的に損をするケースも少なくありません。

宝くじの当選者が不幸になる理由

春や年末には、銀行や駅、ショッピングセンターなどにある宝くじ売り場には長蛇の列ができ、宝くじを買う光景をよく見ます。

まるでいまから有名人が来るの?と思ってしまいそうな行列ができていることも。

なぜ宝くじを買うのか。

宝くじを買って損するぞ〜

と考える人はいないはずなので、

みなさん一攫千金を夢見て買うわけです。

ただし、

とんでもない倍率をクリアして当選し、

1億円などの大金を手にしたとしても、

幸せになれず、場合によっては破産するケースも少なくありません。

えっ〜?1億円当選したのに破産するの?そんなことが起こるはずがない!と思われるかもしれませんが、これも「お金の使い方」がよく分からない、勉強しないために起こる悲劇の1つです。

宝くじに当選すると、いままで扱ったことがない大金を扱うようになります。

1億円当たってもテングにならず、冷静に判断して、消費や浪費、投資で使い分けられるならいいですが、ほとんどの場合、舞い上がってしまって感情のコントロールが効かなくなります。

そのため、

特にこれといった目的もなく高級車を買う、家を買う、人におごるといった散財を始めてしまうのです。

当選金を一部投資に回すわけでもなく、使った分だけ減っていき、お金がなくなる頃には、1度上げてしまった生活レベルを下げられず、借金地獄へ突入する負の連鎖に陥ってしまいます。

お金を学ばなければならない理由

日本人のお金に対するイメージはあまりよくありません。

  • ぜいたくはしてはいけない、貧しくて心が清らかこそ美徳
  • とにかく貯金しろ
  • 借金は絶対にするな

このように子どもの頃から親や学校の先生に言われ続けてきた人も多いのではないでしょうか。

その影響もあり、

「100万円あったら何に使いますか?」

「貯金します」

と答えるケースが多いのです。

一方で、お金持ちは「いま100万円あったら、どうすれば101万円、102万円・・と増やせるだろうか」と考えます。

自分や家族、大切な人の資産、お金を守るためには生きたお金の使い方をして、お金持ちの考え方を学ぶ必要があります。

  • 家族や友人と遊びに行く:もったいない
  • 国内や海外に旅行する:ぜいたくだ

という例を紹介しましたが、

これもやり方や考え方次第で、

無駄遣いが生きたお金の使い方に変わることがあります。

家族や友人と遊びに行くにしても、仕事の愚痴を言い合う無駄な飲み会ではなく、仕事の方向性や今後を話し合ったりすると生きたお金の使い方になります。

仕事の先輩や仲間と飲みに行き、思わぬ形で人脈が広がって、将来仕事の成功につながり、何倍ものリターンとしてかえってくるかもしれません。

海外旅行で今まで行ったことがない場所を訪れる、カルチャーショックを受ける、バンジージャンプに挑戦するなど、日常生活では味わいにくい経験をするのも大切ですね。

・・・

借金という言葉を聞くと、

どうしてもネガティブなイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。

借金はできる限りしてはいけないもの、借金=悪いもの、といった感じです。

銀行カードローンやクレジットカードローン、サラ金から借りるのは問題ですし、もちろん、してもいい借金、してはいけない借金があります。

ただし、例えば銀行から融資を受けられる場合、確かに借金を背負う形になりますが、「この人に貸しても将来返ってくる見込みがある」と判断して銀行も貸すわけなので、それだけ銀行から信頼されている証ともいえます。

そのため、どんなに根が真面目で真っ当な仕事をしていたとしても、銀行やい運営会社側が「この人に貸しても将来返ってこないかも」と判断すれば借金できません。

銀行融資やクレジットカードの審査で、公務員は通過しやすく、起業したばかりの自営業者は通りにくいのは、そのためですね。

借金イコール、問答無用に「悪!」と判断しないようにしましょう。

・・・

投資は不労所得を得る手段でもあります。

一般的には「投資は怖いもの、よく分からないもの」と思われていますし、投資の話をすると「にいちゃん、汗水たらして働いてこそのお金や、楽したらあかんぞ!」をお叱りを受けることもあります。

ただし「投資は怖いもの」「お金は常に汗水たらして働いて得るもの」という考え方そのものが思い込みかもしれません。

これからの時代、給料が大幅に上がるとは考えにくいですし、上がるどころかいつ下がるか、リストラされるか分からないものです。

そのため本業の給料+投資でリスク分散して収入を確保しなければなりません。昔のように何かあれば会社がなんとかしてくれる、面倒を見てくれる時代ではありません。

常に変化し続ける

お金持ちの考え方、投資の重要性の話をすると、

「じゃあ、何に投資したら一番儲かるの?」と質問されることがかなり多いです。

株式投資、不動産投資、暗号通貨、FXなど、ひとくちに投資といってもいろんな種類があります。

ただし、「正解はありません」

はあああ!?と思われるかもしれませんが、お金のルールは常に変化しています。

いまから5年前にビットコインを購入し、いま売ったら儲かるかもしれませんが、今後も同じとは限りません。

仮に「これからは◯◯が儲かりますよ」と雑誌で書かれていたとしても、多くの人がそれに群がるのでうまみは少なくなります。

周りと同じことをするのではなく、自分なりに経済を勉強し、時代の流れを読む力を養っていく必要があります。

  • もっとお金があったらいいのにな〜
  • 1億円あったら幸せになれるはずなのにな〜
  • たんまりお金があれば苦労しないのでは?
  • 絶対に儲かる情報を具体的に教えてくれないかな〜

などと思っていても、何も変わりません。宝くじに当選しても、お金の使い方を知らなければ破産一直線ですし、お金がいっぱいあれば幸せになれる、とも限らないのです。

お金の稼ぎ方やふやし方はもちろんですが、使い方や守り方も常に学び、感情のコントロール力も高めて、冷静に判断していきたいですね。

このブログがそのような点でも、お役に立てれば幸いです。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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